新規開業のSBIバーチャル・カレンシーズのサービスに期待
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情報源:SBIバーチャル・カレンシーズ
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仮想通貨交換業の登録猶予期限が今月末日に迫る
仮想通貨交換業は平成29年4月1日から資金決済法上の規制の対象となり登録制になりましたが、施行前から営業していた業者には登録猶予期間があります。その6か月間の猶予期間が今月末の9月30日まであり数日後に迫ってきました。
期限間際に一斉に登録業者が金融庁のウェブサイトで発表されるのではないでしょうか。SBIバーチャル・カレンシーズは業登録を待っている状態ということですので、ビットフライヤーなどの既存業者と同じタイミングでSBIVCが業登録されると思います。
◆仮想通貨交換業者の義務
(1)登録制の導入
金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが、国内で仮想通貨交換業を行うことができます。登録を受けるためには、日本国内で仮想通貨交換業を行う事業者は、次のような要件を満たす必要があります。
・株式会社であること
・資本金が1,000万円以上、純資産がマイナスでないこと
・仮想通貨交換業を適正かつ確実に遂行する体制が整備されていること など仮想通貨交換業者のサービスを利用するときは、次のような点を確認してください。
・金融庁・財務局の登録を受けた事業者か
仮想通貨交換業は、金融庁・財務局の登録を受けた事業者(登録業者)でなければ行うことができません。登録業者の名称は、随時、別ウインドウで開きます金融庁のウェブサイトで公表しています(2017年4月30日時点では登録業者はありません)。
なお、平成29年(2017年)3月31日以前から仮想通貨交換業を行っていた事業者は、制度開始から、平成29年(2017年)9月30日までの間、登録猶予期間が設けられており、登録がない場合であっても事業を継続できます(ただし、かかる登録猶予期間中であっても、改正資金決済法上の規制を受けることになります。)。情報源: 政府広報オンライン
現在、金融庁の審査中の取引所が30社程度あって、そのうち比較的規模の小さい5社が登録を断念して脱落するようです。金融庁による取引所の淘汰が行われた後は、市場で顧客獲得競争による淘汰が始まりそうですね。何年掛かるかは分かりませんが、投資分野の一つとして広く認められるようになって、FXがそうだったように税率が累進課税から一律課税に変わればいいなと思っています。
◆仮想通貨業者 登録取りやめ相次ぐ
9月23日 2時01分
インターネット上の仮想通貨を取り扱う取引所が、利用者保護の一環として来月から登録制になります。金融庁が事業者の審査を進めていますが、これまでに5社が「必要な条件を満たせない」などとして登録に向けた手続きをとりやめ、取引所の事業から撤退したり休止したりしたことがわかりました。
「ビットコイン」などの仮想通貨を取り扱う取引所は利用者保護の一環として来月から登録制になることが決まっていて、金融庁は、およそ30の事業者について、十分な資本金があるかや、情報提供やシステムの体制が整っているかなど、審査を進めています。審査の結果は、近く公表される見通しですが、関係者によりますと、これまでに5社が登録に向けた手続きを取りやめ、取引所の事業から撤退したり、休止したりしたことがわかりました。
いずれも比較的規模の小さい取引所ということで、このうちの1社はNHKの取材に対して、「必要な体制を整えるための資金や人手が足りず、登録は厳しいと判断した」と話し、利用者に現金や仮想通貨を返す手続きを進めているとしています。
金融庁によりますと、今のところ苦情やトラブルなどはないということですが、今後、審査が進む中で事業の継続を断念する動きがさらに出てくる可能性もあるとして、金融庁は、利用者に注意を呼びかけることにしています。
情報源: NHK NEWS WEB
SBIバーチャル・カレンシーズに期待すること
SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)に期待することは、下記の3点です。
- 安定性が高くてストレスフリーな取引環境
- 確定申告用の年間損益報告書の提供
- SBI証券や住信SBIネット銀行といったSBIグループの強みを生かした連携サービス
①安定性が高くてストレスフリーな取引環境
私は現在bitFlyerを主に利用していますが、取引システムが重くなって固まったり接続が切れたりすることがよくあります。外国為替証拠金取引(FX取引)と比べて、圧倒的に取引環境の安定性は低いと感じます。bitFlyerに限らず取引量が急増しているタイミングでは、コインチェックやザイフもログインができなかったり激重だったりしたことがありました。ということでコインチェックやザイフの取引環境の安定性もどんぐりの背比べだと思っています。
そういう取引量急増のときに限って、ボラリティが高まり損益に大きく影響する局面なので、このタイミングで売買したい投資家のストレスは相当なものです。「このクソシステムのせいで、損したぞ!」というような感じて、チャットで怒っている人を何人も見ました。私も実際に経験しましたが、ハイボラリティの大相場の時に取引システムが不安定で心配になりました。
ちなみに最近システムが不安定になったのは取引量急増によるものではなく、金融事業者を狙った一連のDDoSサイバー攻撃が原因かもしれないですね。
情報源: bitFlyer
SBIグループは売買金額で東証1部を上回る取引規模を誇る高性能なFX取引システムの運用実績を持つ
ともかく売買金額で東証1部を上回る取引規模を誇る高性能なシステムの運用実績を持つSBIグループには期待しています。SBIバーチャル・カレンシーズには現在の仮想通貨取引所とは顧客数が桁違いの大手ネット証券やFXで培った取引システムのノウハウを活かして、安定性が高くてストレスフリーな取引環境を提供して欲しいと思います。
◆世界のFX取引をリードする SBI リクイディティ・マーケット
インターネット総合金融最大手、SBIグループにおける外国為替事業を統括するSBIリクイディ ティ・マーケット。同社は、SBIグループ3社( SBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード)および海外事業会社2社に対して、外国為替証拠金取引(FX取引)のマーケット機能とシステムサービスを提供している。2008年の設立以来、右肩上がりで成長を続け、2016年におけるFX売買金額は 684兆円に達した。これは、東京証券取引所第一部の売買金額を上回る規模である。情報源: nikkeibp
SBIVCの参入の直前にbitFlyerはパフォーマンス改善をアピール
ビットフライヤーは9月末のこのタイミングでパフォーマンス改善したこと及び今度の更なる改善をアピール。SBIVCの参入による顧客奪い合いを意識しているように感じます。
いつも bitFlyer をご利用いただきありがとうございます。
bitFlyer Lightning(含 API)、ビットコイン簡単取引所のパフォーマンス改善に伴う新アーキテクチャー導入及びサーバー増強を実施いたしましたのでお知らせいたします。
お客様へ
【パフォーマンス改善内容について】
1.bitFlyer Lightning 現物及びビットコイン簡単取引所と Lightning FX/Futures の注文・約定の並列処理化により単位時間当たりの処理件数が増加いたしました。
2.現物の注文処理の最適化により 1 件あたりの処理時間を改善いたしました。
3.特殊注文処理速度を改善いたしました。
4.マニュアル注文・API 注文共に、少額の注文を繰り返した場合、一定時間注文回数を制限する機能を追加いたしました。近日中に、パフォーマンス改善のための別のシステム導入を予定しております。
引き続き bitFlyer をよろしくお願いいたします。情報源: bitFlyer
②確定申告用の年間損益報告書の提供
外国為替証拠金取引(FX)では当たり前のことだと思いますが、確定申告用の年間損益報告書の提供をして欲しいです。確定申告の時は顧客がそれぞれ調べてみてくださいではなくて、確定申告用の年間損益報告書にまとめて取引所から提供してもらえれば、確定申告のとき手間がかからず、申告する数字も安心です。
情報源: SBI証券
③SBI証券や住信SBIネット銀行といったSBIグループの強みを生かした連携サービス
単にネームバリューのある大手グループ企業が参入とういうことではなくて、SBIVC⇔SBI証券やSBIVC⇔住信SBIネット銀行といったSBIグループの強みを生かした連携サービスを期待しています。SBI証券⇔住信SBIネット銀行の連携のSBIハイブリット預金は実際に使ってみて証券会社と銀行の良い連携サービスだと思うので。
SBI証券や住信SBIネット銀行にある資金をスムーズにやりとりできる仕組みがあるとありがいたいなと思っています。
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