【投資実績公開】みんなのクレジット編 その1:投資スタートからの業務停止命令
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目次
みんなのクレジットの特徴
- 証券監視委の処分勧告後から新規募集等の金融業務を休止し現在も休止継続中。
- 利回りは年7~9%程度が中心でソーシャルレンディング業界の中では標準~やや高め。
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証券監視委の処分勧告
証券取引等監視委員会は24日、インターネットで不特定多数の人から小口資金を集めて投資する「貸し付け型クラウドファンディング(CF)」の大手仲介業者「みんなのクレジット」(東京)に対し、行政処分を出すよう金融庁に勧告した。出資者に貸付先を偽って説明し、債務超過状態の親会社のほか、グループ企業に融資していた。
監視委によると、出資金を運用せず別の投資案件の償還や利払いに回してもいた。親会社への融資の一部では担保を設定していなかったという。
親会社は少なくとも平成28年8月から10月にかけて債務超過状態で、監視委は「出資者への返済が滞る可能性が高い」としている。みんなのクレジットへの出資総額は40億円以上に上る。
2017年3月24日の証券取引等監視委員会から内閣総理大臣及び金融庁長官に対する行政処分の勧告(以下「本勧告」といいます。)に基づき、2017年3月30日に関東財務局長より行政処分を受けることになりましたことをご報告させていただきます。
(1) 金融商品取引契約の締結又は勧誘において重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為について
ア 貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
本勧告においてご指摘の通り、各ファンドの貸付先が甲グループに集中しておりました。貸出先の集中とそれによる貸倒れリスクの拡大を招いた事実を真摯に受け止め、改善に取り組んで参ります。
イ 担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
各ファンドには甲の発行する未公開株式の担保設定を行っておりました。
また、匿名性の観点からファンドを構成する案件の複数化が求められる中で、 組成された第二案件の融資先に於いては、少額融資を理由として担保設定を せずに融資実行した事実がございました。 個別のファンドの募集ページにお いては、担保設定をしない旨を表示していたものの、他の広告においてすべての案件につき担保設定されている旨の表示となっており、誤解を生じさせておりました。
弊社の広告掲載方策においても誤解のない表記とするなど、本勧告にかかるご指摘事項の改善に取り組んで参ります。
(2) 当社の業務運営について投資者保護上問題が認められる状況
本勧告においてご指摘のとおり、各ファンドからの出資金の一部を、他ファンドの償還金に充当したこと、キャンペーン費用に充当したこと、また、甲グループへの増資充当したことは事実であります。これらの使途につきまして、各ファンドの出資のご案内に於いて明記していなかったことは「投資家様の保護」という観点から問題があることを認識し、ご指摘事項の改善を図ってまいります。
最後に、甲による白石個人への貸付等の事実はございましたが、管理態勢の不備と認識し、同様のことが起きないよう防止措置を講じて参ります。
投資家の皆様には、弊社の至らなかった多くの事柄につきまして、たくさんのご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫びを申し上げると共に、この度の行政処分を投資家の皆様からのお声と受け止めさせていただき、本勧告を鋭意注力し、早急な業務の改善を目指しますので、よろしくお願いいたします。
代表取締役の変更
平素は、格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 このたび弊社は、平成29年4月29日を持ちまして、 下記の通り当社代表者の変更を行いましたのでご案内申し上げます。今後とも、ご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
記
【新代表者】 代表取締役 阿藤 豊
【旧代表者】 代表取締役 白石 伸生
以上
金融商品取引業の休止継続
弊社では、平成29年3月30日付の弊社に対する業務改善命令に基づき着手中の内部管理態勢の再構築につきまして、その整備の間、自主的に弊社の金融商品取引業を引き続き休止することといたしました。
休止の内容は以下の通りであります。
【休止の期間】
平成29年4月30日から内部管理態勢が整うまで
【休止いたします金融商品取引業】
① 新規ローンファンドの募集
② 新規投資のお申し込み
③ 新規会員募集
【通常通り行います業務】
① 投資家様への配当金や償還金の入金
② 投資家様の会員情報の変更
③ 投資家様の預託金の払戻し
④ 投資家様への事務連絡
新執行部による、より厳格な内部管理態勢整備が整い次第業務を再開する予定であります。
業務再開をお待ちいただいておりました投資家の皆様、関係株主様、お取引先様、関係者の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。
評判
みんなのクレジットの評判について、ブログやSNSでの評価や口コミについて調べてみました。
利回りがよくかなり稼がせてもらったという意見がある一方で、いつまで出金ができるのか分からないという意見も見受けられました。
#みんなのクレジット 6/28償還分が出金できた報告がまだ見つからない。わくわくしてるけど、今月はどうなるのか。
自分はかなり稼がせて貰いました
現在は行政処分を受けているみんなのクレジットですが、自分が中小企業のファンドに投資をした時は、利回りがよくキャンペーンをやっていたので
そういえば #みんなのクレジット から無事に払い戻しされました(´-ω-`)。あの会社が法的にオッケーだとしても #白石伸生 氏への信用は個人的にはもうキツイ。バイビーです( ^ω^ )
私の投資体験談
それでは、クラウドクレジット に関する、私の投資体験談として、投資実績を公開します。
2017年3月上旬に不動産ローンファンドに投資しましたが、3月末の金融庁の業務改善命令以降、新規募集等の金融業務の休止が継続しています。
分配金は4月5月6月と今のところ毎月配当されていますが、16ヵ月後の満期までに返済が滞る可能性がある危険な状態と考えています。
《第107号》不動産ローンファンド
- 利回り;8.4%+キャンペーンボーナス1万円
- 投資開始;2017年3月
- 分配開始;2017年4月
- 分配終了;2018年11月
2017年6月20日時点の保全率は15.8%
セキュリティ
みんなのクレジットのセキュリティに関しては、IDとパスワードのみのオーソドックスなログイン認証で、ワンタイムパスワードによる2段階認証は非対応です。不正ログイン対策として、私はパスワードに、みんなのクレジット専用にランダム生成した文字列を使用しています。
注意事項
- ソーシャルレンディング全般に言えることですが、元本保証ではありません。
- リスク対策として、複数の案件、複数の会社に資金を分散して投資することをおすすめします。
- この記事の内容について、変更等により最新の公式情報と異なっている可能性がありますので、公式サイトでも情報を確認してください。
- 投資は自己責任にて行ってください。
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他のソーシャルレンディング会社への投資について
私はリスク分散のために、他のソーシャルレンディング会社へ資金を分散して投資しています。他のソーシャルレンディング会社の情報については下記(ソーシャルレンディングのカテゴリー)をご覧ください。
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