「普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」を読んで
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目次
「普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」
「普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」を読んでの感想になります。この本は私にとって全体的に納得できてすっと入ってくるような内容が多かったです。
内容紹介
テレビや新聞などのメディアでは年金制度崩壊、医療費アップ、増税、物価上昇など不安をあおるようなさまざまなニュースが報じられています。また、「老後貧困」「老後破綻」という言葉をよく目にするようになり、ますます老後に不安を抱く人が増えているのではないでしょうか。
一般的に、老後を安心して暮らすには、3000万~4000万円の貯蓄が必要だといわれます。老後のために、若い時代を節約とガマンだけで過ごしてしまう人のなんと多いことか。本書は、「老後資金は3000万円必要」のウソにせまります。たいした効果のないケチケチ節約はもうやめよう、と提案する本です。欲望のままに人生を楽しんでもお金は貯まります。例えば……、
・5000円で買ったけど2回しか着ない服と1万円で買った20回着る服、どちらが安いでしょう? 安いからという理由で買い物をしないことです。
・民間の生命保険料、月2万円だとしても30年で720万円、夫婦なら1500万円近くなります。公的な社会福祉制度を知り、本当に必要な保険「だけ」に入ることです。
・マイホームは、ローンを完済するまでは「銀行の家」。完済しても、困ったときすぐに現金化は難しい。50代、60代でマイホームを手放すことも考えてみましょう。
これらは一例ですが、老後に備えるということは、自分にとって何が大切かを考えるということです。お金にとらわれ過ぎない楽しい人生を送りましょう。情報源: アマゾン
「老後資金は3,000万円必要」は本当か?
例えば「老後資金は3,000万円必要」は本当か?アーリーリタイアを考えた時、年金はいくらぐらいもらえそうかとか、退職金はいくらぐらいもらえそうかとか、物価はどうなっているだろうとか、色々調べて老後資金が何円必要か、自分なりに考えたことはありました。しかし年金も退職金も物価も30年も先の話となると不確定要素が大きすます。不安だから余裕をもって余裕を持ってっていう風に試算をしていくと老後必要な老後資金は青天井でどんどん大きくなっていってしまいます。
30年ほど前は定期預金の金利は今とはケタ違いでした。30年っていう時間はそれぐらい経済情勢が一変するには十分に長い時間だと思います。ということで何円必要だって試算してもあてにならないなと思いました。
3,000万円貯めることよりも変化に対する対処力向上による安心感
この本に書いてある通り何円お金を貯めるということよりも、30年という時間の経過の中で経済情勢の変化に対して対処するための対処力を高めていくっていうことの方が大事だと思いました。お金の価値っていうのは20年30年というスパンで見ると大きく変化する可能性があると思います。今1000円でお弁当が2個ぐらい買えると思いますが、20年後30年後には一個も買えなくなってるかもしれません。なので 対処力向上という面では、食べ物をお金以外で入手する手段も持っておくと強いなと思います。
私は30代に入ってから田舎に移住しました。家庭菜園で自給自足するために必要な面積は1人あたり20坪ぐらいが目安のようです。都会だと大変だと思いますが田舎であればこれくらいの面積の家庭菜園するのは難しくないと思います。都会だと野菜はお金を出して買うことがほとんどだと思いますが、田舎だと普通にもらったりあげたりします。理由は農家の人が少しサイズが小さくて市場に出せなかったものが食べきれないとか、家庭菜園で作ったけど同じ時期にたくさんできすぎて家で食べきれないからおすそ分けをもらうとかそういう感じです。
生活していく中で食べることは一番大事なことじゃないかなと思いますが、食料の入手についてお金で買う以外の選択肢も持っていれば、まず食いぱぐれはないと将来の安心感が高まると思います。20年30年後日本円で平均的な食費が何円か予測して当てるのは意外と難しいと思います。でも経済情勢が大きく変化しても、必要な食料の分量は影響を受けないと思います。
70年ほど前に日本は悪性インフレになって預金封鎖をして財産税を取ったようです。その時農家さんとか漁師さんとか生活に必要な現物を生産している人じゃないサラリーマンは生活はすごく苦しくなったと思います。今後20、30年の間にそういった悪性インフレが起こるかどうかわからないですけども、生活に必要な現物を自分で作るとかお金を介さずに入手できる手段があるって言うのは生活する上ですごく安心につながると思っています。
ものは試しに実践してみると面白い
ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、ズッキーニ、きゅうり、かぼちゃ、大根、かぶ、いろいろ実践してみましたが見た目はともかく、プロでなくとも美味しい野菜を作れることが確認できました。
魚釣りやす潜りの方もやってみましたが、センスがないのか釣れても小さい魚だったり、貝も友達ほどは獲れませんでしたので、効率よく食料を手に入れる腕前には今のところ至っていません。ものは試しにとチャレンジするのが好きです。
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