ビットコインキャッシュ急騰で時価総額2位浮上、ハッシュレート逆転、今後の動きは?
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ビットコインキャッシュ(BCH)急騰で時価総額2位浮上
ビットコインキャッシュ(BCH)が急騰して、時価総額でイーサリアムを超えて2位に浮上しました。1週間ぐらい前からビットコインキャッシュがじわじわ上がってきていましたが、今日一気にイーサリアムを超えるとは驚きのスピードです。もっとジワジワ上がるのかと思っていました。時価総額1位の本家ビットコイン(BTC)とはまだ3~4倍程度の差があります。
BCHへのマイナーの乗換えでBTCとBCHのハッシュレートが逆転
送金処理能力(マイニングパワー)であるハッシュレートでビットコインキャッシュ(BCH)が本家ビットコイン(BTC)を逆転する状況が発生しました。BCHはBTCと同じ採掘アルゴリズムを採用しているため、マイナーはBTCとBCHどちらを採掘するのか選択することができます。1週間前にはBTCの10分の1程度だったのが、マイナーの乗換えが急速に進んでBTCを逆転しました。この急速な変化がブロック生成に影響を及ぼしています。
BTCのハッシュレートが急低下し、1時間以上ブロックが生成されず
本家ビットコイン(BTC)は1ブロックで二千から三千程度の送金処理が実行されて、ブロック生成間隔(送金処理間隔)は10分程度が通常ですが、急騰したビットコインキャッシュ(BCH)にマイナーが急速に移動して、1時間以上ブロックが生成されない(494064ブロックと次の494065ブロックの間隔が1時間4分)状況が発生しました。
送金の処理の間隔が長くなくことはビットコインの利便性の低下につながります。例えば間隔が5倍長くなってもその分1ブロックに5倍の送金処理を詰め込めばいいわけですが、現在の利用状況に対して余裕がないという弱点(スケーラビリティ問題)が露呈しました。
今後の動きは?
本家の看板は絶対ではないと実感
時価総額2位については、今年でもリップル、イーサリアム、ビットコインキャッシュ(BCH)と入れ替わりが激しいですが、本家ビットコイン(BTC)は仮想通貨の王様で絶対的な基軸通貨だと思っていました。これまでは、本家ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨を取引する場合は、取引したことによって仮想通貨の王様であるBTCを増やすということを念頭に考えていました。
しかし今日のBTCとBCHの相場急変とハッシュレート逆転を目の当たりにして、仮想通貨の世界で絶対な通貨は存在しないと感じました。本家ビットコイン(BTC)はデジタルゴールドとも言われますが、実際のゴールドのように現物の裏づけがあるわけではありません。マイニングの電気代や設備が価値の裏づけという考え方もあるかもしれませんが、結局マイナーやユーザーから支持を失えば価値を失います。
BTCが基軸通貨であることは当面変わらないと思いますが、仮想通貨の王様といわれる本家ビットコイン(BTC)であっても、環境の変化に対応せずにマイナーやユーザーなど様々な利害関係者の支持を失えば、他の仮想通貨に時価総額で負けることもあると感じました。
今後の動きはBCHのDAA変更後のトレンドをフォロー
今後の動きですが、明日のBCHのDAA(Difficulty Adjustment Algorithm)ハードフォークの後に、できたトレンドをフォローしていきたいと思います。その後は2週間毎のBTCの難易度調整のタイミングも注意しようと考えています。
難易度調整アルゴリズムの改善後は乱高下が収まってジワジワ動いてくれればと思います。仮想通貨デイトレーダーではないので、乱高下が激しいと日中仕事のサラリーマンには厳しいです。
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仮想通貨の利益の投資先について
ビットコインをはじめとする仮想通貨は基本的にハイリスクハイリターンのキャピタルゲイン型の投資ですので、利益をそのまま仮想通貨へ再投資するとリスクも増大していきます。利益を再投資して「ガンガンいこうぜ」ってアツくなる気持ちを抑えて、仮想通貨の利益はできるだけソーシャルレンディング等のミドルリスクミドルリターンのインカムゲイン型の投資へ回すという投資方針でいこうと考えています。
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