[小話]ビットコインと北斗の拳:四兄弟の覇権争い
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目次
はじめに
ビットコインを代表とする仮想通貨取引の世界は弱肉強食でハイボラリティーの混沌とした世界です。2017年は取引量が急増し、今月は「Segwit2X」ハードフォークによって4番目のビットコイン(B2X)が誕生しそうです。現行のBTC(B1X)からB2Xが分岐するので、分岐する前にBTC(B1X)を所有しておいて分岐でB2Xを貰おうと資金はアルトコインからBTCに流れてきています。ハッシュレート(処理能力)の高い方をBTCとすると声明を出している取引所があるため、分岐した方のコインを新BTCとして扱われる可能性があります。
Bitpayは今月16日に迫ったビットコインの2Xハードフォークに向けた対応策を発表した。2Xハードフォークはビットコインの494,784個目のブロックに行われる予定で、Bitpayはハードフォークの24時間前からサービスを停止する予定だ。Bitpayはアメリカのアトランタを拠点とする企業で、ビットコインの決済サービスを2011年より提供している。
Bitpayは公式声明で「我々の目標は、常にベストなデジタル支払いサービスを顧客に提供することで、ユーザーの安全性とセキュリティーを確保することが第一優先だ」と記している。また、多くのマイナーがハードフォークを支持するシグナルを発しているが、ハードフォークに反対をしているマイナーも存在するため、ブロックチェーンが分岐するリスクがあると述べた。
ブロックチェーンが分岐した場合、Bitpayは採掘難易度が高いチェーンをビットコインとして扱うとしている。つまりマイナーのハッシュレートが高い方をBitpayのペイメントサービスとして扱う模様だ。採掘難易度が低いコインは、現状で同社のサービスとして扱う予定がないことも発表している。
情報源:btcnews.jp
「弱肉強食で混沌とした世界」「4兄弟」「覇権争い」というキーワードから、私の頭の中ではふと「ビットコインの四兄弟」と「北斗の拳の北斗四兄弟」のイメージが重なりましたので、小話を妄想してみました(笑)。昔読んだので話はうろ覚えです(笑)。
ビットコインの四兄弟は、①BTC(B1X):ビットコイン、②BCH:ビットコインキャッシュ、③BTG:ビットコインゴールド、④B2X:ビットコイン2X(番号は先に生まれた順番)。北斗神拳の四兄弟は、長男①ラオウ、次男②トキ、三男③ジャギ、四男④ケンシロウです。
B2X分岐前のストーリー
リュウケン「ラオウ(BTC)よ、北斗神拳(ビットコイン)を何に使い、何を目指すのか?」
BTC「おのれのために使い、天を目指す!」
リュウケン「そんなことは神(国家や中央銀行)が許さぬぞ!!」
BTC「ならば神(国家や中央銀行)とも戦うまで!!」
今年のビットコインは神(国家や中央銀行)すらも恐れていないような猛烈な勢いで上昇していますね・・・これから仮想通貨をつぶすための国家レベルの規制があちこちで発動されるかもしれませんが・・・。ビットコインファミリーでの跡目争いが長期化するようだと仮想通貨全体にマイナスになってしまいますので、圧倒的な強さを誇る伝承者を仮想通貨世界は求めているのではないでしょうか。
B2X分岐後の4つの想定ストーリー
ストーリーA:末弟ケンシロウ(B2X)を退け、拳王ラオウ(現BTC)の覇権は揺るがず。【下剋上失敗】
B2X「おれの墓標に名はいらぬ!!死すなら戦いの荒野で!!」
BTC「ケンシロウ(B2X)!この世に生をうけたからにはおれはすべてをこの手に握る!!」
B2X「あーーーたたたたたたたたた、ほあたっっ!!!」
BTC「そんな柔な拳では、この身体に傷一つ残すことはできんわ!ケンシロウ!」
B2X「たとえ99%勝ち目がなくても・・・1%あれば・・戦うのが 北斗神拳伝承者としての宿命だ!!」
BTC「世に覇者はひとり!! はぁ~~~!!受けてみいこのラオウの無敵の拳、天将奔烈!!」
分岐が近づいてきたら状況が変わるかもしれませんが、現在のB2Xの取引レートはBTCの20%前後なのでこのままでは勝つのは難しそうです。B2Xが覇者になれなくてもB2Xの力が高まれば、取引レートが乱高下する可能性は高いと思います。
ストーリーB:拳王ラオウ(現BTC)を倒して末弟ケンシロウ(B2X)が覇者となる。【下剋上成功】
BTC「ぬう!! お・・おれは拳王!拳王は決してひざなど地につかぬ!」
B2X「立てい、ラオウ(BTC)!天に帰るときがきたのだ!」
BTC「拳王の肉体は、砕けぬ!折れぬ!!朽ちぬ!!!」
B2X「天地を砕く剛拳もこの一握りの心を砕くことはできぬ!北斗神拳究極奥義!無想転生!」
BTC「敗れて命を拾おうとは思わぬわ!!わが生涯に一片の悔いなし!!」
世紀末救世主ケンシロウの再来とばかりにB2Xの取引レートが現BTCを超えた場合、スムーズにB2Xが正統なブロックチェーンとして安定すればいいのですが、決着がはっきりつかずに長引いて泥沼化したら恐ろしいですね。
ストーリーC:ラオウ(BTC)とケンシロウ(B2X)両者が死闘で弱った隙にトキ(BCH)が覇者に。【漁夫の利】
BTC「ケンシロウ(B2X)、見事だ・・・拳王をここまで追い詰めるとは・・・。ん、トキおまえは何を!?」
BCH「忘れたかラオウ(BTC)。わたしがあなたの全てをめざしていたことを!!」
BTC「ぐっ!!・・・始めからこれを・・・謀ったなトキ(BCH)!!」
BCH「いや~っ!!天翔百烈拳!!」
私が一番警戒しているストーリーです。このストーリーを警戒している人がある程度いるのか、一週間ぐらい前からBCHがジワジワ上昇しています。現在のBCHの取引レートはBTCの10%前後です。
ストーリーD:覇権争いの末に、何故かジャギ(BTG)が覇者に!?【大穴】
BTG「兄より優れた弟など存在しねぇ!!」
BTG「俺の名を いってみろぉおおお!!!」
一番ないと思う大穴ストーリーです。実現すれば仮想通貨世界は大混乱になりそうです。現在のBTGの取引レートはBTCの2%前後です。
仮想通貨の利益の投資先について
ビットコインをはじめとする仮想通貨は基本的にハイリスクハイリターンのキャピタルゲイン型の投資ですので、利益をそのまま仮想通貨へ再投資するとリスクも増大していきます。利益を再投資して「ガンガンいこうぜ」ってアツくなる気持ちを抑えて、仮想通貨の利益はできるだけソーシャルレンディング等のミドルリスクミドルリターンのインカムゲイン型の投資へ回すという投資方針でいこうと考えています。
ハイリスクハイリターンな投資はアーリーリタイアを目指すため
そもそもなぜ、ハイリスクハイリターンの投資も並行して行っているかといえば、それはアーリーリタイアを目指しているためです。インカムゲイン型の投資の中で比較的利回りの良いソーシャルレンディングですが、アーリーリタイアの資金をソーシャルレンディングだけの投資で回すと時間がかかり過ぎて、リタイア資金が貯まった頃には、定年が近づいてきてあまりアーリーではなくなってしまうのです(笑)
ということで、アーリーリタイアが目的ではなく、今の収入+αで生活にゆとりを得るために投資を考えている人でしたら、ソーシャルレンディング等のミドルリスクミドルリターンのインカムゲイン型の投資をオススメします。仮想通貨取引よりも損失を出すリスクはぐっと低くなります。
ソーシャルレンディング会社の情報については下記(ソーシャルレンディングのカテゴリー)をご覧ください。
注意事項
- 仮想通貨取引は、法定通貨取引(FX取引)よりもハイリスクハイリターンです。
- リスク対策として、他の案件にも資金を分散して投資することをおすすめします。
- 投資は自己責任で行ってください。
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