日本円ステーブルコインのJPYC(JPYCoin)
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投資商品として知名度が上昇した2017年のビットコインバブルから早5年ほど時が流れて、2022年は日本円ステーブルコインのJPYCが買い物等の日常利用が拡大し始めています。ブロックチェーン上のトークンが、投資商品から日常生活へ拡がって行くことに注目しています。
目次
JPYC(JPYCoin)とは?
JPYCは、イーサリアム(Ethereum)等の暗号資産のネットワーク上で取引できる日本円ステーブルコインながら、資金決済法上の自家型前払式支払手段に準拠することで、法的には暗号資産ではないことが特徴。Vプリカやgifteeを経由して、店頭でのQRコード決済(Paypay、楽天Pay等)やネットショッピング(Amazon、楽天等)に利用可能で、これから日常生活での利用拡大が期待できるコインです。
JPYCの特徴
日本初の日本円ステーブルコイン(ERC20)
JPYC(JPYCoin)は日本初のブロックチェーン技術(ERC20)を活用した日本円ステーブルコインです。イーサリアムのメインネットで動いており、常に1 JPYC = 1円で物品の売買に利用可能です。メタマスクなど、お持ちのウォレットやUniswapなどの二次流通市場で日本円建てのコインとして使うことができます。
JPYC(JPYCoin)の法的整理
JPYCは1 JPYC = 1円で常に購入・使用できる通貨建資産であり、資金決済法上の自家型前払式支払手段です。暗号資産ではありません。一方、イーサリアムの規格であるERC20を採用しているため、イーサリアム(メインネット)等※での取引に利用可能です。
出展:https://jpyc.jp/
JPYC株式会社は東京法務局に前払式支払手段の発行保証金の供託を完了したことをお知らせいたします!https://t.co/AuKZ2TXK08
— JPYC株式会社 (@jcam_official) May 20, 2022
対応ネットワーク(コントラクトアドレス)
Ethereum Mainnet(ERC20)
総供給量:13億円(2022/5/22現在)
2021年5月に財務局届出時点で1000万円台→13億円(2022/5/22現在)
出展:https://etherscan.io/token/0x2370f9d504c7a6e775bf6e14b3f12846b594cd53
Polygon
総供給量:4億円(2022/5/22現在)
出展:https://polygonscan.com/token/0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB
Avalanche
総供給量:1億円(2022/5/22現在)
出展:https://snowtrace.io/token/0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB
Astar
総供給量:7,000万円(2022/5/22現在)
出展:https://blockscout.com/astar/token/0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB/
出展:https://astar.subscan.io/erc20_token/0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB
Shiden
総供給量:4,000万円(2022/5/22現在)
出展:https://blockscout.com/shiden/token/0x735aBE48e8782948a37C7765ECb76b98CdE97B0F/
出展:https://shiden.subscan.io/erc20_token/0x735aBE48e8782948a37C7765ECb76b98CdE97B0F/
Gnosis(formerly xDAI)
総供給量:1,000万円(2022/5/22現在)
出展:https://blockscout.com/xdai/mainnet/token/0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB/
今後、日本円ステーブルコインが普及していくと…
JPYC以外にも日本円ステーブルコインが規模と種類が増加しながら社会へ普及していき、日本でも中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)が利用される社会への素地となる環境が醸成されていくと思います。
社会のジレンマを突破する。(JPYCのミッション)
公式でもJPYC発行額10億円突破の
プレスリリースを出しました!
これからもJPYCは
社会のジレンマを突破する
をミッションに、
責任あるイノベーションを進めてまいります!日本円ステーブルコインJPYC|累計発行額が10億円を突破 !!! https://t.co/LvOBgTiPQx @PRTIMES_JPより
— カツ!岡部典孝 (@noritaka_okabe) May 11, 2022
送金等の手数料を下げて社会のジレンマを突破する!
10000JPYCを10000円で買うのに660円払って10660円払う人がいる。
あまりに金融機関の振込手数料が高すぎる。
ネット銀行はもっと安いのだが、信用できないのだろう。そういう人にもJPYCを買って頂けるのは本当にありがたい。
— カツ!岡部典孝 (@noritaka_okabe) May 28, 2022
国民負担率は私が生まれたときは29.2%で今は48%。
18.8%が複利で効いてくるので、若い人が希望を持てないのも当然。
年齢性別関係なく活躍できる会社を作り、
社会のジレンマを突破する!その鍵になるWeb3が国家戦略に!
高校生でもベテランと互角以上に戦える領域です。— カツ!岡部典孝 (@noritaka_okabe) May 25, 2022
DCJPY(メガバンク含む大企業連合)
常識が変わる。デジタル通貨『DCJPY』が動き始めた。"JCB""7&iホールディングス""イオン"など日本を代表する企業を中心に、デジタル通貨の実用化に向けた検討を開始。20年前、お金が電子化する世界に魅了され、キャッシュレスの世界に飛び込んだ。テクノロジーでお金の常識を変えるのが僕の仕事です。 pic.twitter.com/avov4V5oLi
— りゅーいち|キャッシュレスのプロ (@doragon10822) March 18, 2022
JPYCはオープンプロトコルでパブリックチェーン
DCJPYはクローズドループでプライベートチェーン
という違いがあり、補完関係だと思います。
銀行預金とpaypay残高どちらも便利ですからね!
日常で使うのはプリペイド、財産を置いておくのは銀行というイメージです。 https://t.co/PTnI5zdfhd— カツ!岡部典孝 (@noritaka_okabe) January 26, 2022
日本銀行CBDC
日本銀行、CBDCの実証実験「フェーズ2」開始https://t.co/KCLyE7j54d
— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【アプリ配信中】 (@coin_post) April 15, 2022
おそらく、CBDCは日本での議論の方が進んでいて、今は実証実験のフェーズ2に突入。上記米国銀行協会のような懸念は日銀も当然理解はしていて、「経済的な設計」の部分で議論されるテーマだと思う。
今のところ、全銀協からも特段ネガティブなコメントは出ていないはず。https://t.co/rqNmCuIw6X pic.twitter.com/LcIzH9fQ1y— ねくら漫沙 (@pirika_upas) May 27, 2022
今後も追記予定
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