ビットコイン自動売買BOT作成 その3:「現在価格から一定額下落で指値買い、一定額上昇で指値売りプログラム(買いと売りが独立した指値注文)」の作り方
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目次
前回の記事はこちら
前回の記事(その2)では、「シンプルな指値注文を出すプログラム」の作り方を記事でした。
今回の目標;「現在価格から一定額下落で指値買い、一定額上昇で指値売りプログラム(買いと売りが独立した指値注文)」の作成
記事その1で作った「現在価格をチェックするプログラム」と、記事その2で作った「シンプルな指値注文を出すプログラム」を組み合わせて、「現在価格に応じた注文を出すプログラム」の第1弾として「現在価格から一定額下落で指値買い、一定額上昇で指値売りプログラム(買いと売りが独立した指値注文)」を作成したいと思います。
プログラム作成の流れ
このプログラムの場合は、買い注文と売り注文が独立しているので、買い注文が約定しても、売り注文は残ります。
まずは、記事その1で作った「現在価格をチェックするプログラム」と、記事その2で作った「シンプルな指値注文を出すプログラム」をとりあえず合体させます。
require
で呼び出す部分を先頭に持って行って重複しているコードを削除して整理します。その後、api-key.rb
で呼び出す部分を続けます。
次に、「現在価格をチェックするプログラム」で取得した現在価格をcheck_price
と定義して、check_price
から一定額(10万円)を差し引いた金額をbuy_price
と定義します。
「シンプルな指値注文を出すプログラム」の"price": ******
の部分にbuy_price
を代入します。代入するときに整数値(Integer)のまま入れると下記のエラー(TypeError)が出ました。
E:\btcfx>ruby btcfx.rb 現在価格チェック↓ 756842.0 発注する価格の計算↓ 556842 btcfx.rb:39:in `+': no implicit conversion of Integer into String (TypeError) from btcfx.rb:39:in `'
エラー(TypeError)が出たので、buy_price
の後に.to_s
を付けて文字列(String)に変換するような下記のプログラムにしたらOKになりました。
#冒頭にrequire等呼び出し関係列挙 require 'net/http' require 'uri' require 'json' #JSONメソッド呼出し require "openssl" require './api-key' #同じディレクトリのapi-key.rbから呼出し key = API_KEY #api-key.rbから呼出し secret = API_SECRET #api-key.rbから呼出し #現在価格チェック(始) uri = URI.parse("https://api.bitflyer.jp") uri.path = '/v1/getboard' uri.query = 'product_code=FX_BTC_JPY' #FX_BTC_JPYを選択。空欄の場合は"BTC_JPY(現物)" https = Net::HTTP.new(uri.host, uri.port) https.use_ssl = true response = https.get uri.request_uri response_hash = JSON.parse(response.body) #JSON.parse()メソッドでJSON形式の文字列からハッシュ形式へ変換 puts "現在価格チェック↓" puts check_price = response_hash["mid_price"].to_i #ハッシュから中値("mid_price")のみ抽出。「.to_i」で整数に変換 #現在価格チェック(終) #発注する価格の計算(始) puts "発注する価格の計算(buy_price)↓" puts buy_price = check_price - 100000 #発注する価格の計算(終) #注文を出す(始) timestamp = Time.now.to_i.to_s method = "POST" uri = URI.parse("https://api.bitflyer.jp") uri.path = "/v1/me/sendchildorder" body = '{ "product_code": "FX_BTC_JPY", "child_order_type": "LIMIT", "side": "BUY", "price": ' + buy_price.to_s + ', "size": 0.01, }' text = timestamp + method + uri.request_uri + body sign = OpenSSL::HMAC.hexdigest(OpenSSL::Digest.new("sha256"), secret, text) options = Net::HTTP::Post.new(uri.request_uri, initheader = { "ACCESS-KEY" => key, "ACCESS-TIMESTAMP" => timestamp, "ACCESS-SIGN" => sign, "Content-Type" => "application/json" }); options.body = body https = Net::HTTP.new(uri.host, uri.port) https.use_ssl = true response = https.request(options) puts "注文の承認ID↓" puts response.body #注文を出す(終)
買い注文がうまく動いたので、売り注文側も同様に下記のとおり追記しました。
#################################################################################################### #「③ 現在価格から一定額下落で指値買い、一定額上昇で指値売りプログラム(買いと売りが独立した指値注文)」 # https://soutai.info/how-to-make-bitcoin-trade-bot-03/ #################################################################################################### #冒頭にrequire等呼び出し関係列挙 require 'net/http' require 'uri' require 'json' #JSONメソッド呼出し require "openssl" require './api-key' #同じディレクトリのapi-key.rbから呼出し key = API_KEY #api-key.rbから呼出し secret = API_SECRET #api-key.rbから呼出し #現在価格チェック(始) uri = URI.parse("https://api.bitflyer.jp") uri.path = '/v1/getboard' uri.query = 'product_code=FX_BTC_JPY' #FX_BTC_JPYを選択。空欄の場合は"BTC_JPY(現物)" https = Net::HTTP.new(uri.host, uri.port) https.use_ssl = true response = https.get uri.request_uri response_hash = JSON.parse(response.body) #JSON.parse()メソッドでJSON形式の文字列からハッシュ形式へ変換 puts "現在価格チェック↓" puts check_price = response_hash["mid_price"].to_i #ハッシュから中値("mid_price")のみ抽出。「.to_i」で整数に変換 #現在価格チェック(終) #発注する価格の計算(始) puts "発注する価格の計算(buy_price)↓" puts buy_price = check_price - 100000 #現在価格マイナス10万円で買い注文 puts "発注する価格の計算(sell_price)↓" puts sell_price = check_price + 100000 #現在価格プラス10万円で売り注文 #発注する価格の計算(終) #買い注文を出す(始) timestamp = Time.now.to_i.to_s method = "POST" uri = URI.parse("https://api.bitflyer.jp") uri.path = "/v1/me/sendchildorder" body = '{ "product_code": "FX_BTC_JPY", "child_order_type": "LIMIT", "side": "BUY", "price": ' + buy_price.to_s + ', "size": 0.01, }' text = timestamp + method + uri.request_uri + body sign = OpenSSL::HMAC.hexdigest(OpenSSL::Digest.new("sha256"), secret, text) options = Net::HTTP::Post.new(uri.request_uri, initheader = { "ACCESS-KEY" => key, "ACCESS-TIMESTAMP" => timestamp, "ACCESS-SIGN" => sign, "Content-Type" => "application/json" }); options.body = body https = Net::HTTP.new(uri.host, uri.port) https.use_ssl = true response = https.request(options) puts "買い注文の承認ID↓" puts response.body #買い注文を出す(終) #売り注文を出す(始) timestamp = Time.now.to_i.to_s method = "POST" uri = URI.parse("https://api.bitflyer.jp") uri.path = "/v1/me/sendchildorder" body = '{ "product_code": "FX_BTC_JPY", "child_order_type": "LIMIT", "side": "SELL", "price": ' + sell_price.to_s + ', "size": 0.01, }' text = timestamp + method + uri.request_uri + body sign = OpenSSL::HMAC.hexdigest(OpenSSL::Digest.new("sha256"), secret, text) options = Net::HTTP::Post.new(uri.request_uri, initheader = { "ACCESS-KEY" => key, "ACCESS-TIMESTAMP" => timestamp, "ACCESS-SIGN" => sign, "Content-Type" => "application/json" }); options.body = body https = Net::HTTP.new(uri.host, uri.port) https.use_ssl = true response = https.request(options) puts "売り注文の承認ID↓" puts response.body #売り注文を出す(終)
実行してみるとうまく注文が出せました^^。注文が出せたのでAPI の承認 ID(“JRF********-******-******”)が返ってきました。
今回は「現在価格から一定額下落で指値買い、一定額上昇で指値売りプログラム(買いと売りが独立した指値注文)」を作成しました。
初心者の自分でもなんとかできそうです。Rubyプログラミング面白いです^^。
それでは、続きはまた後日(^^)ノ
続きはこちら
↓↓続きのその4では「現在価格から一定額下落で指値買い、一定額上昇で指値売りプログラム(買いと売りがセットのOCO注文)」を作成してみます。↓↓
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仮想通貨の利益の投資先について
ビットコインをはじめとする仮想通貨は基本的にハイリスクハイリターンのキャピタルゲイン型の投資ですので、利益をそのまま仮想通貨へ再投資するとリスクも増大していきます。利益を再投資して「ガンガンいこうぜ」ってアツくなる気持ちを抑えて、仮想通貨の利益はできるだけソーシャルレンディング等のミドルリスクミドルリターンのインカムゲイン型の投資へ回すという投資方針でいこうと考えています。
ハイリスクハイリターンな投資はアーリーリタイアを目指すため
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